韓国のStarcraftのプロゲーマーを愛するshuiniaoのブログです
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WCG日本予選の後記です。試合のことはいろんなところに書いてあるし、あたしよりもっとよく書ける人が書いてくれると思うので、あたしは自分の視点で自分の話中心に書いておきますw
WCG日本予選が開催されることを知ったのは、Twitter上の告知。しかもsugeoさんが実況解説をやる、とな。nazomen選手も出ると言うし、Twitter上の人も多数見に行くと宣言してるし、これは見に行かずにはいられない!!!だけどけっこう急だったので、他の用事の調整なんかもあって観戦希望メールを送ったのは試合の一週間前。観戦OKの返信をいただいてからは、日本でスタクラのオフライン大会が見られるんだーと楽しみにしていたのよ。
ところが試合の2~3日前にソリッドレイ研究所から一通のメールが送られてきて、「ニコニコ生放送用のゲーム画面の操作」をお願いしたい、とのこと。これは・・・オブザーバーをやれってこと?無理、無理、反応遅いもん、あたし。マルチタスクなんかやられたら、ついていけないよー!でもやる人いなくて困ってんのかな~・・・断るのも忍びないなぁ・・・とひとりであれこれ考えてみたけど、そんなことしててもラチがあかないのでsugeoさんに直接TEL。そこで、あたしに頼みたいのはカメラスイッチの仕事であり、オブザーバーはタチバナさんにお願いしてあるということを知る。しかし具体的なことがsugeoさんにもわからないということで、話しているうちにカメラスイッチは必要なさそうだという結論になり、結局ただの観戦者として会場に行くということで話がまとまった。
当日。家を出発するのが大幅に遅れるwww
会場に到着したのは14時ごろ。するとsugeoさんから聞いていたomizuさんに出迎えられ、「お待ちしてました」とカメラスイッチ席へ案内されるあたし。あれ?結局あたしがやるのかな、みたいなwニコニコ生放送は15時から。なのに選手の名前も顔も種族も対戦表もわからない!ていうかカメラスイッチをやる心構えもできてない。どうしよう、どうしよう。こんなことならもっと早く来ればよかった>< とはいえやるしかない。プロリーグみたいにやればいいんだ。韓国プロの試合は2007年ぐらいからずっと見続けてる。あたしがやらなかったら誰もやれる人がいないんだよ。
とりあえず生放送前に簡単な打ち合わせをした。最初と最後に選手を映すとか基本的なやり方をカメラスイッチの方(すいません・・・名前もわかんないや><)に伝授し、あとは試合見つつ指示ということに。プロリーグにない要素としては、右下に小さく画面が出ることと、「手を映したい」という要請があったことぐらいかな。そして実際の試合でスイッチのタイミングを考えながら指示。タチバナさんのオブザーバーがかなりプロリーグっぽかったのがかなり助かったかも。
順調に進んだかに見えたカメラスイッチだけど、ggタイミングになって「勝った方を先に映します」と指示したところ、「どっちが勝ったの?」と言われてしまった・・・。いやいや、明らかにこっちだろーって思ったけど、相手はRTSのRの字も知らない皆さん。そういやNHKのスタクラ番組制作の仕事したときも同じこと言われたっけ・・・と思い出し、これは試合展開を説明しながらじゃないとダメだなーと気づいた。これが本番直前のできごと。
生放送開始。最初の試合はたしかkurOa vs nazomenだったと思う。とりあえず両者陣営の紹介とともに選手の顔を映す。次は観客席や手を映そうとしていたのだけど・・・nazomen選手、いきなり前線つうか相手陣営にゲート建ててるしw そして、カメラスイッチとかほとんどするヒマもなくあっという間に第1セット終了w
ところがこの後第2セットに行くまでのつなぎが・・・。ちょっと沈黙になっちゃって、あたしのとなりにいた方、ディレクターさんだったのかな。「しゃべって!つないで!」ってしきにり言ってる。カメラの技術の方も「いろいろ映さないと会話が途切れちゃうな」って言いながら選手映したり、観客映したり。プロリーグだとリプレイ流して試合を振り返るんだけどねー。
第2セットは無難な展開だったので、ここで初めてカメラスイッチらしい仕事ができたかな。試合展開に合わせて手や顔を映すのはもちろん、nazomen選手のイチゴ牛乳とかkurOa選手がキーボードから手を離してるのとか、おもしろいところを意識的にキャッチするようにした。観客席で応援ボード掲げてた人(誰だったのかな?)とか、ナイスだった。
ぶっちゃけ失敗もしちゃったけど、初めてにしてはまずまずだったかな、と。ていうかタチバナさんのオブザーバーが上手だったから、やりやすかった。sugeoさんの実況も、最初のうちは専門用語をできるだけ使わないで解説してたし、試合展開よりもStarCraftそのものの紹介とかの話がメインだったので、あたしはゲームに集中するようにしてて、実は何話してたのかあんまり覚えてないw 後半はsugeoさんの解説も一体となって、本当にやりやすかったと思う。後半はsugeoさんがいつもの調子ですごく安定してた。なんか自画自賛みたいになっちゃうけど、「日本でスタクラのことならStarcraft Timesにおまかせあれ!」って言いたい。言っていいよね?
欲を言えば、テロップって言えばいいのかな。あれ出したかった。左上に選手名とスターティングポイントとセットスコア書いてあるアレ。あとさっきも書いたけど、試合後にリプレイで振り返るのやってほしかったなー。カメラ的には選手の二分割の映像とか一人称画面とかあると、よりプロリーグに近い感じになるのかなーと思った。まあ技術的なことはあたしにはさっぱり分からないので、とりあえずひとりごと的な感じで。
生放送が終了して、視聴者数が鉄拳のWCG予選を超えたと伝えられたときには、会場に拍手が起こってた。これにはあたしもビックリ!すごいよー。日本でStarCraftはじまってるよ、コレ。予選が終わってから色んな人に「実況・オブザーバー・カメラスイッチよかったよ」的なことを言ってもらえたけど、本当に良かったのは選手たちの試合。みんな思ったよりレベルが高くて、面白い試合を見せてくれたと思う。まあ、欲を言えばキャリアとかバトルクルーザーとかウルトラリスクとか行く展開の試合があればもうちょっとよかったかなとは思うけど、選手たちが真剣に試合をしている姿が何より輝いてたと思う。
あたしは今回の大会で、日本の選手が大好きになったよ。ゲーマーという言葉が持つ「オタク」というイメージに当てはまるような選手は一人もいなかった。むしろかっこいい、かわいい、いいキャラしてると思える選手たちばかり。あたしには何の力もないけど、彼らがもっともっと有名になって、ファンがついて、メディアで紹介されて・・・そんな風になったらいいなと思った。彼らは自分では気づいてないと思うけど、充分にその素質があるとあたしは思ってる。
試合後の打ち上げもとても楽しかった。色んな人としゃべって、スタクラの輪が一気に広がった。ちょっと残念だったのは話せなかった人がけっこういたことかな。特に女性の観戦者の方がいたのに、途中で帰られてしまったようであいさつすらできなかった。あの人もスタクラファンなのかなー。そうだといいなー。ご存知の方、情報求ム。
そして試合の翌日以降、sincさんがTwitterでこのスタクラの輪を見事につなげてくれた!!感謝、感謝。あと、ソリッドレイさんとドワンゴさんに感謝の言葉を伝えたいです。今回の大会で日本のStarCraft界が大きく変わりました。今後ともスタクラをよろしくお願いします!会場に来ていた観戦者の方とかニコニコ生放送見てくださった方とかにもっともっと伝えたいことがいろいろあるんだけど、あんまり細かく長くなるのも良くないんで割愛させていただきます。ただあともう一言だけ・・・いつもこんなあたしを優しく見守ってくれているミョンドンたぬきに感謝の言葉を書き残しておきます。
さて、最後にひとこと。WCGは終わったわけではありません。むしろ今から始まるのです。日本代表になったkurOa選手とnazomen選手、がんばって練習してFlash、Jaedong、Kalを倒してきてください・・・とまでは言えないけどw いい試合して来てください!君たちの実力なら欧米選手に勝てるよ、絶対。代表になれなかった選手たちも、彼らの練習とか手伝ってあげられたらやってほしい。ライトユーザーの皆さんも、いろんな情報とかオーダーとか彼らに提供してくれたらいいな。みんなで日本代表を応援しよう!あたしにできることは模索中ですが、何かあれば全力で協力します。長くなりましたが最後まで読んでくれた皆さん、ありがとう♥
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